デジタル断捨離術|パソコンのファイル整理で二度と迷わない。ストレスから解放される「一生モノの思考回路」

ストレージそんなに必要?「パソコンのファイル整理術1」

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「容量が足りなくなったら、新しいSSDを買えばいい」 「月額を払って、クラウドの容量を増やせば解決する」もしあなたがそう考えているなら、少しだけ立ち止まってほしいのです。

かつての私は、2TBのSSDを何枚も持ち歩き、「完璧なバックアップ体制」を築くことに執着していました。

しかし、その先に待っていたのは、「管理するための管理」に追われ、本来のクリエイティブな時間を奪われる日々でした。

整理されていない大容量ストレージは、もはや便利な道具ではなく、ただの「ゴミ捨て場」です。

今回は、私がGoogle Workspaceや最新のAI環境に移行する前に通り抜けた、**「デジタル環境の断捨離(引き算)」**の全プロセスを公開します。

面倒くさがりの怠け者体質のフリーランスの筆者(サニー)が、仕事をストレスなく効率よく行うための方法、何気ない日常の生活を心地よく・快適に過ごすための考え方について提案。生き方・生活で意識している「Simple is Best・引き算の美学・ミニマル・軽量コンパクト・心地よさ・無駄の取捨選択・コスパ」を、独自の視点から表現し当ブログにも活かしております。

## ストレージは「倉庫」ではなく「舞台」である

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パソコンの空き容量を増やすことは、単にデータを消すことではありません。

あなたの脳の「作業スペース」を確保する儀式です。

私が提唱するファイル整理の着地点は、**「iPadでもMacでも、どのデバイスを手に取っても、10秒で仕事に取り掛かれる状態」**を作ること。

そのために、まずはストレージに対する「所有欲」から自分を解放しましょう。

## 【実践1】10秒で判断する。デジタル断捨離「2つのステップ」

iPad用にお勧めmac Magic Keyboard

一気にすべてを完璧にしようとすると、心折れます。

私はあえて、非効率に見える「2段階の選別」を推奨しています。

「どこから手を付ければいいかわからない」という方のために、私が実際に行っている、脳を疲れさせない手順を公開します。

ストレージ全体のファイルを把握

パソコン内のファイル構成「プラベート用:写真、動画、音楽 仕事用:写真、書類、ウェブ関連ファイル、外注関連ファイル」

まずは、大まかで構いませんのでサッと目を通しながら、どんなファイルの種類やフォルダ管理しているか確認し把握します。

  • プラベート用:写真、動画、音楽
  • 仕事用:写真、書類・ツール、ウェブ関連ファイル、外注関連ファイル

次にストレージを圧迫しているものや手をつけやすそうなものなど、どこから進めていくか優先順位を決めます。

  • プラベート用:①写真、③動画、⑥音楽
  • 仕事用:②写真、⑤書類・ツール、④ウェブ関連ファイル、⑦外注関連ファイル

この下準備を行なっていくことで、作業を計画的かつスムーズに実行することができます。

準備ができたら、「断捨離の2ステップ」へ進みましょう!

1回目:感情を殺して「ざっくり」捨てる

まずは、ストレージを圧迫している「大きな塊」から狙い撃ちします。

  • ターゲット: 動画、RAWデータ、数年前のボツ写真など。
  • ルール: 1ファイル1秒で判断。「いつか使うかも」は、デジタル界では「二度と使わない」の同義語です。
  • コツ: ここでは細部を見ず、全体の8割を終わらせるスピード感を重視します。

動画やRAWデータなど、容量を圧迫している巨大な敵から手をつけます。

「ピンボケの撮影データ」「似たような構図」「古い編集用ファイル」など…

これらは迷わずゴミ箱へ。

ここで全体の8割を終わらせるスピード感が、モチベーション維持の鍵です。

2回目:未来の自分と対話する

残ったファイルに対し、少しだけ丁寧に「秩序」を与えます。

  • ターゲット: 編集後の完成データ、現在進行中のプロジェクト。
  • 判断基準: 「1年後の自分がこのファイルを見て、10秒で内容を理解できるか?」
  • コツ: 100%を目指さない。8割できれば、あなたのMacは劇的に軽くなります。

これやっておくとあなたのファイル管理の課題が見えてくる|現状の問題点や悩みをリストアップ

今後のファイル管理をしやすくするため、2回目の作業と一緒に、現状の問題点や悩みを考え、メモしておきましょう。

あなたに最適なファイル管理のヒントが見つかることでしょう。

私の場合は以下のような問題点等がありました。

  • 撮影した写真や動画が何なのか?フォルダだけだは判断ができない(フォルダ名だけで内容が判断できるようにする)
  • ファイルによって編集前か編集後か判断しずらいものがある?
  • 頻繁に使うものとそうでないものが同居している
  • 関連性のあるファイルのまとめ方ができていない
  • 部分的だが、フォルダの分け方が一貫性に欠けるところが気になる
  • フォルダ名にも一貫性がない。できるだけルール化する
  • 保管するのが当たり前と考えていたファイル群だったが、万が一の場合にはあると助かるが、その確率はかなり低いファイルが存在する

1回目で残ったものを、「本当に未来の自分が必要とするか?」という視点で見直します。

この時、大切なのは**「100%を求めないこと」**。

8〜9割できれば合格です。

残りの1割は、運用しながら「流れ」の中で処理すればいい。

完璧主義こそが、リバウンドの最大の原因ですから。

## 整理案:作業を「2回」に分ける、真の理由

一見、手間がかかるように見える「2段階の選別」。

しかし、これこそが「二度と散らからない環境」を作るための最短ルートです。

1. 「成功体験」を先に作る(1回目の選別)

まずは、大まかな仕分けで「目に見える結果」を出すこと。

「捨てられた!」「スッキリした!」という手応えを短時間で得ることで、モチベーションを維持し、2回目のより深い作業への弾みをつけます。

2. 「理想の仕組み」をデザインする(2回目の選別)

2回目は、単なる作業ではなく「未来の自分への投資」の時間です。

「なぜここにファイルが溜まってしまうのか?」という悩みと向き合い、自分に最適な管理ルールを考えます。ここを急いでしまうと、後から「やっぱりあっちが良かった」とやり直すことになり、余計な手間がかかってしまいます。じっくり時間をかけ、**「管理を意識しなくても済む仕組み」**を構築しましょう。

3. 「迷い」は一旦、棚上げしていい

どうしても削除するか判断がつかないファイルは、無理に答えを出さず、一旦「保留」にしましょう。

無理をして削除して、後悔しては元も子もありません。全体の整理が進み、自分なりの管理の方針が固まってから見返せば、驚くほどあっさり「これはもういらないな」と判断できる日が来ます。

## 【実践2】デスクワークを再現する「2つのフォルダ」管理

PCデスク設置イメージ北欧デザイナーズ木製チェア「PP503 The Chair / ハンス・J・ウェグナー」

整理した後の「リバウンド」を防ぐ唯一の方法は、データの「定位置」を決めることです。

デジタル上のファイル管理も、実際の「作業用デスク&引出し・収納用スペース」と同じ。

「机の上に書類を出しっぱなしにしない」

この物理世界のルールを、画面の中でも徹底する。

これだけで「探す時間」はゼロになります。

  • 「一時保管(作業中)フォルダ」: 今、手をつけている仕事。iCloudやGoogleドライブなど、どのデバイスからもアクセスできる場所に置く。
  • 「保管用フォルダ」: 終わった仕事。外部SSDやクラウドの奥へ。
作業前・作業中フォルダ(一時保管)、管理フォルダ(保管用)を2つに分ける

この「動線」ができていないから、何でもかんでもデスクトップ(机の上)に散らかり、思考が停止するのです。

詳しくは、こちらで解説しています。

## 【実践3】不要なものは、その場で葬る

私は、**「作業を終えた瞬間に、不要なものをその場で葬る」**というルーティンを自分に課しています。

一つ一つのファイルの内容を鮮明に覚えている今こそが、時間をロスすることなく素早い判断を下せる絶好の機会。

この「早い段階での取捨選択」こそが、2TBのゴミ捨て場を作らないための、唯一の防衛策です。

## 【結果】ストレージ80%減。私が得た「身軽さ」の証明

外付けSUNDISKポータブルSSD をUSBでPCに接続した設置例

私がこの方法を実践した結果、ストレージの消費量は劇的に変わりました。

  • Before: 2TBのSSDを複数枚、HDD 6TBを2台管理(常に故障に怯える日々)
  • After: データ量80%減。 日々の作業は最小限のクラウド(iCloud 50GB〜)だけで完結。

物理的な重さが消えたことで、iPad一台持って古民家の縁側で仕事をする、そんな「フットワークの軽さ」を手に入れることができたのです。

## 整理の先にある「本当の報酬」

このプロセスを乗り越えた先には、単なる「綺麗なフォルダ」以上の価値が待っています。

  • 時間の節約: 「探し物」という人生の無駄な時間が消え、本来やりたいことに没頭できる。
  • コストの削減: 必要最小限の容量が明確になり、無駄なストレージへの投資や月額費用をカットできる。
  • パフォーマンスの向上: PC自体の動作も軽くなり、ストレスのない作業環境が手に入る。
  • 究極のフットワーク: 最小限のクラウドとコンパクトなSSDだけで、場所やデバイスに縛られない「自由な働き方」が実現します。

ゴールは「片付け」ではなく「環境構築」

一番大切なのは、綺麗に整頓することそのものではありません。 **「不必要なファイルが、二度と溜まらない環境」**を自分の中に作り上げることです。

「この瞬間が、一番取捨選択しやすいタイミングだ」と気づけたなら、あなたはもう、データの山に飲み込まれることはありません。

## まとめ:持たないことで、フックワークは軽くなる

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SSDを何枚も管理していた頃より、最小限のクラウドとAIを味方につけた今の方が、私の作業スピードは圧倒的に速くなりました。

物理的な重さは、思考の重さ。

「バックアップの、そのまたバックアップ」に怯える日々を捨て、身軽になったその先に、本当の集中力が宿ります。

もしあなたが、増え続けるデータの山に埋もれそうなら。

まずは「倉庫を広げる」のをやめて、「ゴミを捨てる」ことから始めてみませんか?