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オーディオ棚に雑然と置かれたリモコンやCDなどの小物を収納するための収納棚(収納ボックス)をDIY。木材は軒先で数年寝かせた野地板などの安価な杉材を使い古材風の仕上げに。引き出しハンドルは、U字ボルトを使用するなど、低予算を意識しで製作しております。製作から実際にかかった費用含め紹介。
DIYのテーマは古材風の収納箱
わが家のオーディオ棚にはリモコンやCDなど小物が雑然と置かれており、前々からどうにかしたいとインテリアショップなどで収納箱等を探しておりましたが、適当なサイズが見つからず…なによりも好みのデザインの収納ボックスが見つからなかったので、DIYで収納箱を製作することに。手前味噌ですが満足のいく仕上げでしたで紹介させて頂きます。
最近は家のリノベーションからテーブル、家具類まで様々なものをDIYされる方も増えています。予算面でも業者に頼むよりも かなり安く抑えることもできます。
しかし、今回紹介するような収納箱など、ちょっとしたものを木材などでDIYする場合、結果的に意外と予算が掛かったりします。苦労して手間暇かけたのに市販されている収納ボックスを買った方が安かった…なんてことは”あるある”です。もちろん金額だけの問題ではなく、DIYを楽しむことや自分好みに仕上げられるというメリットはありますが、出来ることなら予算的にもお得にできたら言うことはありません。ということで、予算もなるべくおさえてDIYしました。
古材仕上げは素材選びから
木材はホームセンターで安くて手に入る野地板などを使用しています。DIYでよく使われるツーバイ材など既に表面加工(カンナ掛け)された木材も比較的安価に手に入り、サンディンなどの手間も省けるメリットはありますが、より安価で古材風に仕上げられる野地板など表面加工されていない木材を選択。
ちなみに野地板は生木で乾燥・研磨されていませんので、カンナがけやサンディングの表面加工と自然乾燥もした方がよいです。
今回はこの野地板を軒先で数年間、木材が反らないように束ね保管していた木材を使用しています。日光や雨風にさらされた木材は、日焼けによるものなのか?表面は灰色がかった色味に変わり、しっかり乾燥されています。上部の露出している木材はいい具合に表面が灰色ぽく焼けるので、時折順番を入れ替えています。
何年も保管なんかしてられない…という方は、そのままサンディング(ペーパーがけ)するだけでも、結構いい雰囲気がでます。ただし、生木は購入してそのまま使うと後々、乾燥した木材が収縮し隙間ができる原因となるので、ある程度自然乾燥をさせたほうが良いです。
エイジング加工
何年も保管なんかしてられない…という場合、古材風にエイジング加工する方法もあります。
画像はオールウッドワックスウォーターベースコートのアンティークグレーですが、軽くサンディング(ペーパーがけ)した後にこのベースコートを適当に塗り(キレに塗る必要はありません)塗料が浸み込み、乾いたら仕上げのサンディングをします。すると程よくグレー色が木材に残り、古材風の仕上がりになります。
塗り方やペーパーがけで表情も変わりますので、使わない木材で試してからがよいでしょう。
材料・費用
- 野地板4本(長さ2メートル)/ 700円程度
- U字ボルト+ナット(4個) × 4セット / 516円
- ラワン合板 厚さcmmx巾910mmx長さ1820mm × 1 / 994円
- コーススレッド(木工用の木ネジやビス)32本
- 木工ボンド(ここでは使用していません)
- 蜜ロウワックス
引き出しハンドルは、配管パイプ等の固定に使われる。U字ボルトを使用(ホームセンターなどで安価で手に入ります)。素材はステンレスではなく、あえて安価な亜鉛メッキを施されたスチール(鉄製)を使用しています。使うごとに古びた感じが古材にも似合います。
合計:2,210円(コースレッド、木工ボンド、蜜ロウワックスを除く)
野地板は20本セットで購入したもので1本あたり80円、幅広の野地はバラ売りで購入、恐らく一本あたり200~300円程度だったと記憶してます。ラワン合板は実質1/3程度しか使っていませんが1枚分の価格で計上。
これを安いと感じるか高いと感じるかは…。幅広の野地板を使わなければ1,800円程度におさえることができますが、これが限界かなと考えます。市販の収納箱でこの金額より安く代用できる収納箱があるのかもしれませんが、満足できるデザインやサイズと言ったものを探すのはなかなか困難かと思います。
収納箱の製作
サンディング&カット
野地板は表面加工(研磨)されていませんので、サンダーでペーパーがけします。木材の味わいある表情を適度に残しつつ、表面が滑らかになるようにサンディングします。
雨風や太陽にさらされ、黒ずんだグレー色に焼けた木材を適度にサンディングすることで、古材風の味のある素材に。なお、カンナがけは表面が綺麗に仕上がりますが、古材風に仕上げたい場合、風合いが損なわれるのでお勧めしません。木材の表情を生かすためにサンディングしすぎないのもポイントです。
木材をサイズに合わせカットします。底板はトリマーで4mmの溝を掘り、上げ底にしますので、溝の分だけ大きめにカットしなければいけませんのでご注意ください。縦横それぞれ4mm × 2 = 8mm となりますが、はめ込みやすくするために少しゆとりを持たす意味で1mm小さくしますので縦横それぞれ「4mm × 2 – 1mm = 7mm」 大きめにします。
底板用の溝をトリマーで加工
底板は上げ底にするため、底板をはめ込むための溝を電動トリマーで掘ります。今回は厚みが4mmの合板を使用。木材の厚みや強度面も考慮し底から5mm上、深さ4mm、厚みは底板用の合板が4mmなので4mmのストレートの刃で掘ります。私は4mmの刃を持っていなかったので6mmの刃を使用してます。
※ここでは上げ底の収納箱を造っていますが、電動トリマーが無い場合は、溝は掘らずに底板の収納箱でも良いでしょう。
組み立て
3面まで組み上げたら、底板をはめ込み最後の面を組み立てます。
コースレッド(木工用の木ネジやビス)と木工ボンドで組み立てていきます。木ネジを打つ場合は、木材の割れ防止のため、必ずドリルでビス穴を掘ってから、木工ボンドを塗り木ネジを閉めます。
引き出しハンドルの取り付け
U字ボルトを取り付けるため、電動ドリルで2つの穴をあけます。U字ボルトにはあらかじめ2つのナットをネジ部の根元まで取り付け、穴に差し込みます。
ナットの部分まで押し込んだら、裏側からナットで固定します。
ワックスがけ
仕上げに蜜ロウワックスで表面をコーティングして完成です。
今回製作した収納箱の動画も公開していますのでご覧ください。
最後に
いかがでしたでしょうか?個人的にはなかなか、古材風の味のある収納ボックスができて満足しています。ツーバイ材もいいですが、低価格な野地板や足場板など手間はかかりますが、使い方次第で味のある家具作りにも使えますので、うまく活用してDIYを楽しんでみては!?
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