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良くも悪くも存在感のあるアルミサッシの玄関引戸を京都の暖簾(のれん)でお店風のオシャレ外観にアレンジ。無地のれんを購入しオリジナルのロゴなどをDIYで文字入れ。文字入れすることでより印象もよくなります。低予算で玄関のイメチェンを図りたいとお考えの方にもオススメです。
店舗用としても使われているオススメの「無地のれん」と「ステンシルで文字入れ」を中心に詳しく紹介していますので参考にして頂ければ幸いです。記事の最後には制作したYouTube動画もありますので合わせてご覧いただけると幸いです。
・オススメの「無地のれん」の紹介
・ステンシルで文字入れ
どうしても好きになれない…アルミサッシの玄関引戸をどうにかしたい!
上の動画は、筆者が暖簾を購入しステンシルで文字入れした作業風景を撮影したものです。
中古で購入した我が家の玄関は一般的なアルミサッシ引戸、ガラスとアルミの味気なく、見栄えしない雰囲気がどうにも好きになれず玄関の扉ごと交換しようかとも考えましたが予算の都合で断念。
当初はアルミサッシのアルミの部分をアイアン塗装するなどのアレンジを検討していましたが、良くも悪くも存在感のあるアルミサッシの玄関引戸は、その程度で雰囲気が変わるようには思えず、また、変に手を加えるとかえってヤボったくなりそうな…なかなか手強い印象。
そこで、アルミサッシの玄関引戸に手を加えることをあきらめ、その代わりとして暖簾(のれん)で隠しつつお店風のオシャレ外観にしてみました。
暖簾(のれん)の生地、品質について
のれんは今回で2回目の購入です。西日が差す我が家の玄関では色落ち、生地劣化も早く、6年を過ぎた頃には生地も引っ張っただけで破れるほどの経年劣化で寿命をむかえました。
オススメは「無地のれん」
やはり、軒先等で使用する「のれん」は店舗用として利用されることが多いため、飲食店などの店舗をターゲットとしているショップが主流となっている印象。生地の品質から価格も安くはありません。
また、文字入れとなると価格もさらに高い。ショップによっては文字入れのデザイン作成料金、ロゴトレース料金な無料ってところもありますが、生地の料金に「文字入れ料金」が含まれているような価格なのでいずれにせよ高いです。
商売をするわけでもないし、素材の特性上 経年劣化はするわけなので定期的な交換は必要となります。少しでも予算を抑えたい。
そこでオススメなのが「文字入れなし」+「既成サイズ」の「無地のれん」。
オーダーサイズでも価格は割高になりますので、上記の条件が一番予算を抑えることができます。
店舗等でも使われる高品質「のれん」
私が前回、今回と2度購入しているのれんは、のれん専門に製造をされている「のれんの京都 山東(やまひがし)」。生地には綿や麻、きびら、柿渋染めなどがあり、飲食店等のお店の調理場と客席の仕切りとして、部屋の間仕切りなどオーダー製作できる専門店です。実際に店舗用として店舗入り口など、軒先で使用されているのれんと同じ生地を「無地のれん」としても販売されておりますので、質感、品質もよく、店舗用で見かけるような生地の質感でオススメです。
さらに、この「無地のれん」は「既成サイズ」と「オーダーサイズ」のどちらも選べます。既成サイズが安くなりますが、オーダーサイズでも既成サイズの1.5倍程度?。
オーダーの文字入れとなるとやはり他のショップ同様に金額もグンッと上がりますので、
価格を抑えるならやはり「文字入れなし」+「既成サイズ」の無地のれんがオススメです。
ちなみに、1回目に購入したのがこちらの「古布(こふ)千歳緑(ちとせみどり)色」。濃く深い緑色の落ち着いた雰囲気で気に入っておりました。ただ、仕方のないことではありますが西日の差す環境で、しかもほぼ玄関の軒先に掛けっぱなしでしたので色あせは気になりました。
今回(2回目)購入したのがこちらの「スラブ織り(すらぶおり)生成色」。
汚れが目立ちやすいという懸念はありますが、生成色の方が好みなことと、前回の色あせも考慮し、今回は生成色をチョイス。
スラブ織り(すらぶおり)生成色は、商品画像だと生地の質感がイマイチ良くわかりませんが、実際の生地は安っぽさもなく、生地の質感も店舗で付けられているような暖簾と遜色なく、個人的にはこれで十分と感じます。1回目に購入した「古布(こふ)千歳緑(ちとせみどり)色」と同様に、価格面からコスパも悪くないと考えます。
私は利用したことはありませんが、生地を実際に「見たい・触りたい」という方は、見本(生地のはぎれ)を無料で郵送してくれます。しかも見本は全種類セット、返却も不要のようです。
既成サイズは「横幅85cm×縦長さ150cm」ですので、一般的なアルミサッシの玄関引戸であれば二枚でいい感じに隠れてくれます。予算的に厳しい場合一枚でもありかも!?しれません。
ステンシルで文字入れ
文字入のれんは価格もグンと高くなりますので、自作の文字やロゴなどをステンシルしちゃいましょう。
ステンシルとは、文字やロゴ、イラストなどをくり抜いたシートを使って、スプレーや筆、スポンジなどでペイントする技法ですが、最近は文字などがくり抜かれた様々なシートが販売されていますので簡単に文字入れも可能です。
オリジナリティを出すなら、手間は掛かりますがシートから自作してしまうのもオススメ。ロゴのデザインを考え制作するのも楽しいものです。ステンシルで文字入れした方法を詳しく紹介しますので、挑戦したいという方は参考にご覧ください。
それでは、デザインしたオリジナルロゴや文字を使い「自作シート〜文字入れ」までの作業の流れ、準備するものを紹介します。
必要なもの
- 布用えのぐ+筆、缶スプレー等
- クリアファイル
- カッターナイフ・定規・下敷き
- マスキングテープ
ここでは「布用えのぐ」と「筆」で文字入れしています。使ったものは以下に紹介しています。布用の絵の具は他メーカーなど色々ありますので探してみても良いでしょう。スプレーに比べるとしっかりと色を入れられるのでパッキッとした文字入れが可能です。
筆は文字の大きさにもよりますが、平筆で繊細に塗れる大きすぎないものが個人的にはオススメです。塗る面積が多い場合などはサイズを大きめのものと二種類用意するなどデザインに合わせ準備するとよいでしょう。
デメリットとしてはこの後でも紹介しますが、注意して塗らないとインクがシートの枠よりはみ出して塗られてしまうことがあります。
缶スプレーを使用の場合は、布用に対応した缶スプレーを使用します。筆よりも短時間で簡単に塗れ、筆塗りよりもミスも少ないです。
デメリットとしては滲みやすい、絵の具ほどパッキッとした濃厚な色は出にくい。
布用えのぐ、缶スプレーそれぞれの良さがありますので、自分の目的、イメージに合わせ使い分けると完成度も変わってくると考えます。
一般的に使われているクリアファイルです。安価で手に入れやすい、わざわざ買わなくてもどの家庭にもありそうな身近なものなのでオススメです。「厚すぎずカットしやすい」「適度な硬くさと柔軟性があるので布にもいい意味でフィットしてくれる」といいことだらけで布のステンシルにも最適。
クリアファイルは二枚に重なった状態ですのでカッターナイフ等で切り離して一枚にして使います。
基本的に市販のカッターナイフでOKですが、直線が少ない曲線や複雑なデザインの場合は「デザインナイフ」を準備しておくとカットしやすく作業が楽です。
ただし、デザインナイフは直線をカットするのにはあまり向いていません。今回私がデザインしたようなシンプルに直線だけのロゴの場合は、デザインナイフだと逆に難しく、市販のカッターナイフの方が使い易く正確にカットできます。カッターを使う際は、下敷きもお忘れなく。
「クリアファイルと用紙」「クリアファイルとのれん」が作業中にズレない様に固定するために使用します。普通のテープでも構いませんが剥がしやすいので、できればマスキングテープがベターです。
デザイン
文字入れしたいロゴ、文字をパソコン等でデザインし用紙にプリントします。実際にのれんの上に置き、少し遠くから見て大きさ、配置など確認します。
実際に完成したものを玄関にかけてみて…もう少し大きく、配置も変えても良かったかな?という反省点もありましたので、この段階で配置や大きさを変えるなどして試しておくと良いです。次回(交換のタイミング)にはこの反省を活かしたいと考えています。
カット作業
デザインした用紙の上にクリアファイルを載せ、ずれない様にマスキングテープで固定しておきます。
カッターナイフ・デザインナイフと定規を使いデザインに合わせクリアファイルをカットします。直線はカッターナイフ、曲線や複雑なデザインにはデザインナイフで使い分けると仕上がりに差が出ます。
クリアファイルは一回では切りにくいので、力を入れすぎず二、三回程度カッターでなぞりカットするのが綺麗に仕上げるコツです。できれば、カッターの刃は潰れていない新品のものや、刃を折るなどして切れる刃で使いたい。
筆塗り・スプレー
ここでは布絵具+筆塗りを例に紹介しますが、缶スプレーの作業も基本的には同じです。
のれんの文字入れしたい箇所にロゴなどをカットしたクリアファイルを置きマスキングテープで固定しておきます。
なお、絵具で塗るとのれんの下までインクが入り込みテーブルや生地を重ねていた場合は下の生地に色移りしますので下敷きや余ったクリアファイルなどを敷いて塗ります。
筆で塗っていきますが塗るときに注意したいのが、カットした部分は塗る際にクリアファイルが多少ずれたりのれんから離れて浮いたりしますので、塗る際は、もう片方の手で抑えながら塗っていきます。特にロゴのクリアーファイルにかかるエッジ付近ではインクの量に注意しながら塗ることもポイント。
この作業をいかに丁寧にできたかで仕上がりが変わってきます。
仕上がりがこちら。多少、クリアファイルの中まで絵具(インク)が入り込んでしまったようで、仕上がりもこんな感じでロゴが凸凹してます。一気に厚塗りしようとしたため絵具を付けすぎたのが要因ではないかと考えます。とはいえ完璧に仕上げるのは意外と難しいかもしれませんので、多少のことはDIYならではの味として受け入れましょう。遠くから見ればあまり目立たないので(笑)
以上で完成。いかがでしょうか?低予算で自宅の玄関の雰囲気を変えたい場合の選択肢として参考にしていただければ幸いです。