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おいしいごはんが炊ける…人気の伊賀焼窯元 長谷園の土鍋「かまどさん」とル・クルーゼ 鋳物ホーロー鍋「ココットエブリィ」のタイプの異なる炊飯鍋を徹底比較。
こんな悩みをお持ちならあなたの役にたちます。
- 厚手の土鍋と鋳物ホーロー鍋のどちらがいいか分からない・迷っている。
- どちらが美味しく炊ける?炊き上がったごはんの特徴を知りたい。
- 長谷園のかまどさんとルクルーゼ ココットエブリィのメリット・デメリットを知りたい。
脱炊飯器から約4年、美味しいごはんにこだわり日常的に愛用してきた、伊賀焼窯元 長谷園の土鍋「かまどさん」とル・クルーゼ 鋳物ホーロー鍋「ココットエブリィ」を使用して感じたごはんのおいしさから、メリット・デメリットまで正直な感想を紹介。
徹底比較「長谷園のかまどさん vs ルクルーゼ ココットエブリィ」
長谷園「かまどさん」とル・クルーゼ「ココットエブリィ」のブランドと仕様を簡単に紹介。
伊賀焼窯元 長谷園(ながたにえん):
長谷園は、天保3年(1892年)に三重県伊賀市で築窯し、伊賀焼の伝統と技術を継承する窯元。
火加減要らずでかまど炊きのようなふっくら美味しいごはんが炊ける人気の長谷園の土鍋「かまどさん」。
ブランド | 伊賀焼窯元 長谷園 |
商品名 | かまどさん |
カラー | ブラック |
素材 | 厚手土鍋 |
対応機器 | 直火 (ガス) / オーブン |
サイズ | 1合 / 2合 / 3合 / 5合炊き |
生産国 | 日本 |
- メリット:サイズバリエーションが多い。
- デメリット:IHに対応していない。
Le Creuset(ル・クルーゼ):
Le Creuset(ル・クルーゼ)は、1925年にフランスで誕生した人気のキッチンウェアブランド。
日本の食生活に欠かせない炊飯や煮物に最もふさわしいかたちを徹底追求し開発された鋳物ホーロー鍋「COCOTTE EVERY(ココット エブリィ)」。
ブランド | Le Creuset(ル・クルーゼ) |
商品名 | COCOTTE EVERY(ココット エブリィ) |
カラー | マットブラック / チェリーレッド / オレンジ / クールミント / マリンブルー / メレンゲ / シェルピンク…など |
素材 | 鋳物(ホーロー加工) |
対応機器 | 直火 (ガス) / IH / オーブン / 食器洗い機 |
サイズ | 18(3合炊き)/ 20(5合炊き) |
生産国 | フランス |
- メリット:IHに対応している。
- メリット:カラーバリエーションが豊富でデザインもオシャレ。
- デメリット:サイズバリエーションが2種類のみ。
サイズ比較:どちらが軽くてコンパクト?
土鍋、鋳物ホーローを検討する上で、特に気になるのが重さ。
結論「ココットエブリィが圧倒的にコンパクトで軽い。しかも容量も優っている」
長谷園「かまどさん」とル・クルーゼ「ココットエブリィ」のサイズ、重さを表にしましたので比較していきましょう。
かまどさん:
「かまどさん」は、サイズバリエーションが豊富。4合炊き(予約商品)も公式サイトなら予約にて購入可能のようです。
サイズ | 直径(φ) × 高さ(h) | 容量 | 重さ |
---|---|---|---|
五合炊き | φ26cm × h21.5cm | 2.5L | 5kg |
三合炊き | φ24cm × h18cm | 1.5L | 4kg |
二合炊き | φ21cm × h16cm | 1.0L | 3kg |
一合炊き | φ18.5cm × h14cm | 0.6L | 2kg |
ココット エブリィ:
「ココットエブリィ」は、現時点では2サイズのみ。
サイズ | 直径(φ) × 高さ(h) | 容量 | 重さ |
---|---|---|---|
20 / 五合炊き | φ19cm × h19cm | 2.8L | 3.3kg |
18 / 三合炊き | φ17cm × h18cm | 2.0L | 2.7kg |
※ 直径の値には取手部分は含まれません。
- 五合炊きで、「かまどさん」のほうが直径が7cm・重さが1.7kg大きく重い。
- 三合炊きで、「かまどさん」のほうが直径が7cm・重さが1.3kg大きく重い。
「かまどさん2合炊き」を3年以上使ってきた筆者の見解として、1〜3合炊きまでなら、「かまどさん」は選択肢に入るが、5合炊きはサイズがデカすぎで5kgは流石に重すぎます。
週末の時間があるときに使うくらいの人や、料理をゆっくり楽しめるような時間的にゆとりのある生活をしている人なら、5合炊きを検討しても良いかもしれませんが、それ以外の人にはお勧めしません。それこそ仕事・子育など忙しくしている方が日常的に使い続けられるとは思えません。
価格比較:どちらが安い?
結論「〜3合炊きなら、かまどさんがに価格的なメリットはある」
サイズ | かまどさん | ココットエブリィ |
---|---|---|
五合炊き | 24,200円 | 33,000円 |
三合炊き | 16,500円 | 28,600円 |
二合炊き | 14,300円 | – |
1合炊き | 11,000円 | – |
価格は、記事を掲載した当時の定価(税込)での比較です。
- 五合炊きで、「かまどさん」のほうが8,800円安い。
- 三合炊きで、「かまどさん」のほうが12,100円安い。
いずれのサイズでも「かまどさん」が安いですが5合炊きは、価格的な差は少ない。〜3合炊きなら、より価格的なメリットを感じます。
炊飯の手間ひま比較:炊飯はどっちが簡単で早い?
結論「かまどさんが火加減いらずで簡単、失敗が少ない。ただし、ごはん炊きにかかる時間に差はない。」
白米の炊き方(工程)は「研ぐ」「浸す」「炊く」「蒸らす」「混ぜる」の5つがあります。
3合&5合炊きの各工程時間(目安)を表にしています。
炊飯時間 (白米) | かまどさん 3合 / 5合 | ココットエブリィ 3合 / 5合 |
---|---|---|
研ぐ | – | – |
浸す | 20分 | 20分 |
炊く1 | 中強火 10〜14分 / 18〜22分 | 中火で沸騰させる 15〜20分程度 |
炊く2 | – | 弱火 10分 |
蒸らす | 20分 | 10分 |
混ぜる | – | – |
合計時間 | 50〜54分 / 58〜62分 | 55〜60分 |
※ お米研ぎ、混ぜる工程の時間は省略しています。
炊飯器なら、お米を研ぎ、タイマーさえかけておけば「浸す」「炊く」「蒸らす」の行程を勝手にやってくれるので、手間をかけることなくごはんが炊き上がりますが、長谷園「かまどさん」やル・クルーゼ「ココットエブリィ」のような炊飯鍋は、すべての工程を自分で管理しごはんを炊く必要があります。
炊飯にかかる合計は、どちらも約1時間程度でほぼ同じ。
炊く工程では「かまどさん」は中強火で炊くだけ(火加減いらず)で簡単ですが、「ココットエブリィ」は火加減が必要(中火で沸騰させてから、さらに弱火で炊く)なので手間は増えます。より蓄熱性が高い「かまどさん」だから弱火の工程をなくし、その分蒸らし時間を長くすることで、炊きあげることができるのでしょう。
この間は、そばにいなければならないということになりますが、ごはんが炊き上がる間は、味噌汁やおかずなどの料理、皿洗いなど、時間を有効に使うことで待ち時間も苦にはならなくなります。
炊飯時間・手間ひまに大した差ありませんが、たまに、他の料理をしている際に、火加減や火を止めたりするのが少し遅れてしまうなどのミスも起こっているので、筆者のように毎日ごはんを炊く人なら、わずかでも手間が少ない「かまどさん」結果的に良かったりします。
吹きこぼれ比較:炊いているときに吹きこぼれは大丈夫?
結論:「どちらも吹きこぼれないで炊くことができる」
「かまどさん」は、2重ふたなので、圧力釜の機能を果たし、吹きこぼれを防いでくれます。
「ココットエブリィ」は、別売りにはなりますが、インナーリッド(内フタ)を使うことで、同様に吹きこぼれを防いでくれます。
おいしさ比較:どっちが美味しいごはんが炊ける?
結論「どちらもふっくら、やわらかなおいしいごはんが炊けるが…かまどさんが好み」
- 「かまどさん」は厚手の土鍋で、熱伝導がゆるやかで、筆者が好む「ふっくら・やわらか」な炊きあがりが特徴。
- 「ココットエブリィ」は鋳物ホーロー鍋で、熱伝導は良いとはいえ、ステンレス鍋や羽釜と比較するとゆるやかで蓄熱性も良く、こちらも、土鍋「かまどさん」と似た炊きあがり。
水加減、炊き時間などで、炊きあがったごはんも変わるので、どちらも同じようなごはんを炊くことができます。
もう少し、深掘りすると
直径が狭く縦長の型をした「ココットエブリィ」は、上、中、下の層によってごはんの質感に差が出やすい。具体的には上の層は「つや、弾力と適度なやわらかさ」、中間の層が「やわらか」から下にいくにつれて若干ですが「ベタつきがある」ところも…。そして、底が「わずかなおこげ・かたくなる」。
これは「かまどさん」にも言えることで、上、中、下の層によってごはんの質感に差はあります。ただし、層による食感差は少なく、「ココットエブリィ」に比べると全体的に均等に炊けている。
なお、炊き上がった後に、空気を含ませるように「混ぜる」ことで、余分な水分をとばし、ツヤが出て食感も良くなると同時に、ほぼ均等であまり偏りがなくなる。これは「かまどさん」「ココットエブリィ」のどちらにも言えることなので、炊き上がったごはんを「混ぜる」工程は欠かせない。
どちらが好み?
と聞かれると「かまどさん」。
でも、どっちも炊飯器に比べ、美味しいごはんが炊けます。
もう…炊飯器には戻れません。
どちらでも満足度は高いです。あとは好みの問題かと思います。
ちなみに、「きのこの炊き込みごはん」を炊いてみたのですが、この時は、「ココットエブリィ」がいい感じでおこげができて、美味しかったです。炊き込みごはんでは「かまどさん」より好みです。
より ふっくら、やわらかいごはんが好みなら「かまどさん」がオススメですが、炊き上がりは似ており、言うほど差がわからないかも…。
保温性能比較:保温時のごはんのおいしさは?
結論「どちらも、同程度」
炊飯器でごはんを保温すると、時間経過とともに、少しずつ水分が失われ味が落ちてしまいます。同様に炊飯鍋も、炊き立てがおいしく、時間経過とともに味が落ちていきます。
「かまどさん」「ココットエブリィ」炊き立てのごはんを混ぜたあと、そのまま保温して食感・味の変化をチェックしてみました。
前提として、炊き上がった後に、空気を含ませるように「混ぜる」工程を行なっております。(これは、おいしいごはんに仕上げるために絶対条件です!)
蓄熱性(保温性)という点では、「かまどさん」の方がごはん温かさを持続してくれますが、粗土でできている土鍋は呼吸しますので、炊飯、保温時にベタつかないというメリットはある反面、ごはんの水分が失われるのが、わずかながら早い印象。炊き立てがとてもおいしいですが、食事をしている短時間に筆者が好む、ふっくら、モチっ…やわらかいごはんの状態が持続せず、水分が抜けて食感がおちるのが早い印象。
「ココットエブリィ」は、蓄熱性(保温性)という点では、「かまどさん」に劣るものの、食事をする程度の時間なら十分に温かく、炊き立てに近い食感を持続してくれます。ただし、長く放置すると、ベタつきなどもでてくる。
「かまどさん」「ココットエブリィ」のどちらも長時間の保温はできないので、炊き立て後〜食事をする間までと考えたほうが良い。余ったご飯は容器orラップで包み冷凍するのが好ましい。
ちなみに、余りのごはんは、なるべく早くラップで包み冷凍するのがいい。
保温性能としては、食事をするくらいの時間内であれば、おいしさの持続性という観点ではどちらも大きな差はないが、冷凍したごはんをチンして食べる場合は、「ココットエブリィ」で炊いたごはんのおこげ(おこげというほどのものではないが…)が固くて食感が悪いのが気になります。それ以外はどちらもおいしく食べれます。
洗い・維持管理の比較:洗い作業や管理はどっちが楽?
結論「ココットエブリィが洗いやすく管理も楽」
前述の「サイズ比較:どちらが軽くてコンパクト?」で記載のように、「かまどさん」「ココットエブリィ」のどちらも、鍋としては、とにかく重く、特に洗いではデメリットを痛感させられます。
「かまどさんの5合炊き」なんて5kg、流石に重すぎる…日常的に使い続けられる自信がありません。
ちなみに、筆者は「かまどさん2合炊き 重さ3kg」を3年以上使っていますが、日常的に使うなら1〜3合炊きぐらいまでが良いでしょう。
洗剤で洗っている時は、手がスベリやすい上に重量もあるのでので、鍋がスベって割れたり、欠けたりするリスクが上がるので、気をつかいます。
すでに筆者の「かまどさん」も取手が割れたり、欠けたりしています。
鋳物ホーロー鍋の「ココットエブリィ」の方が、割れたり、欠けたりという点では、強度があるように感じますが、ホーローはガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもので、空焚き、高温、強い衝撃があるとホーローにヒビ・破損の恐れがあります。
どちらも、素材によるメリット・デメリットは色々ありますが、「かまどさん」に比べて「ココットエブリィ」の方が軽量コンパクトで表面もツルッとしているので、多少洗いやすい。洗った後は、布巾でさっと拭き取るだけで乾くのもメリット。
「かまどさん」は土鍋に染み込んだ水分が乾くのに時間がかかるので、サッと拭いて、密閉棚に直すなんてことはできません。土鍋は乾燥が不十分だと目詰まりやカビの原因になるため、洗ったら「水を含みやすい底面を上にして風通しの良いところで十分乾かす」必要があります。さらに、土鍋は中身を長時間そのままにしたり、水に浸けっぱなしにして乾燥が不十分になると目詰まりをすることがあるので注意が必要です。
かまどさん・ココットエブリィのメリット・デメリット
これまで比較した内容から、メリット・デメリットをまとめ比較。
かまどさんのメリット
- サイズバリエーションが多い(1合/2合/3合/4合(受注販売)/5合)。
- 保温性に優れる。ベタつかない。
- 2重フタで吹きこぼれない。
- ココットエブリィに比べ、若干ですが炊飯が簡単。
- 粗土でできた土鍋は呼吸をするので、ごはんがベタつかない。
- ココットエブリィに比べ安い。
かまどさんのデメリット
- IHに対応していない。
- 重くて洗いや扱いが大変。
- 割れや欠ける心配がある。
- カラーバリエーションがない。
- 洗い後、乾燥に時間がかかる
- 炊飯器に比べ手間がかかる。
- 目詰まりに注意しなければならない(長時間、ごはんそのままにしたり、お米を浸しっぱなし、水に浸けっぱなしは目詰まりの原因になる)
詳しくはこちらをご覧ください。
長谷園のかまどさん(二合)を一年使った正直な感想ココットエブリィのメリット
- IHに対応している。
- 保温性に優れる。
- 吹きこぼれない(別売りのインナーリッドを使用した場合)。
- かまどさんに比べ、容量があるのにコンパクトで軽い。
- デザイン性が高く、カラーバリエーションも豊富。
- かまどさんに比べ洗いやすい。
ココットエブリィのデメリット
- サイズバリエーションが少ない(2種類)。
- 炊飯器に比べ手間がかかる。
- ごはんが混ぜにくい。
- サビがでることもあるので、濡れたままで放置できない。
- ホーローを痛めないように使用しなけらばならない。
- かまどさんより軽いが、とはいえ重い。
詳しくはこちらをご覧ください。
おいしいごはんが炊けるル・クルーゼ ココットエブリィ5合用 レビュー / Le Creuset COCOTTE EVERY総合評価を比較「オススメはどっち!?」
かまどさん | ココットエブリィ | |
---|---|---|
炊き立てのおいしさ (白米) | ||
サイズ・軽さ(重量) | ||
炊飯時間 | ||
炊飯の手間 | ||
保温 おいしさ持続性 | ||
混ぜやすさ | ||
洗い・管理手間 | ||
価格 |
結論「5合炊きならココットエブリィ一択、1〜3合炊きなら、予算や好み次第」
ごはんのおいしさ:おいしいごはんを炊けるということでは、炊き上がるごはんの食感や甘みなども似ており、甲乙つけ難い。炊飯の時間・手間ひまも多少の違いはあるものの、大きな差はない。
選ぶポイントとして重要視したい点は、面倒な洗い作業や管理に影響する「サイズ・重さ」と「予算(価格)」。
どちらも炊飯鍋としては、品質もよく、おいしいごはんが炊ける鍋です。せっかく購入した素敵な鍋がほとんど使われずに終わってしまわないように、選ぶポイントやこれまで紹介したメリット・デメリットなどを参考に、あなたのライフスタイルにあわせ選びたい。
いずれにせよ、長谷園「かまどさん」とル・クルーゼ「ココットエブリィ」、またはその他の類似鍋を選ぶなら、「手間ひまとお米本来のおいしさを楽しむ」というスタンスでなければ無駄な買い物になってしまいます。
毎日の素朴でささやかな食事を、楽しむための時間的余裕のある人とに向いているアイテムです。
また、仕事や家事で忙しい主婦(主夫)など毎日忙しく過ごしている方にとって決して扱いやすい炊飯鍋とはいえませんが、「時間に余裕がある休日だけでも美味しいいご飯を楽しみたい」というような考えで、ごはんを炊くまでの工程さえも楽しみつつちょっぴり贅沢な時間を過ごしたいあなたにも良いでしょう。
おいしいごはんが炊けるル・クルーゼ ココットエブリィ5合用 レビュー / Le Creuset COCOTTE EVERY 長谷園のかまどさん(二合)を一年使った正直な感想 収納&デザイン性に優れた日本製 中尾アルミ「ヤットコ鍋」省スペース バー・キッチンカウンターにオススメ天然木のおしゃれな北欧風「ハイチェア ハイスツール」NovodiA Bar Stool お風呂のカビ、水垢を出さない!カビ対策にオススメのアイテム 便利でスッキリ!無印良品のシャンプー詰め替えパックがそのまま使える「SANKI(三輝)詰め替えそのまま」